予定表の空欄を、罪悪感なしに眺められるようになったのは、四十を過ぎてからでした。
何を足すかの話は、もう十分に世の中にあります。この媒体が見ていたいのは、その反対側です。何が起きたかより、どんな場面だったか。何も起きていない場面は、雑に扱うと空白に見えて、丁寧に扱うと余裕に見える。その差はたぶん、意図の有無だけです。
だから記事の本数は増やしません。更新頻度で勝負しない設計にしています。トップに並ぶのは最大5本。空いた面は、空けたまま見せます。
四つだけ決めています。1記事に「真似できること」を必ず一つ入れる。インタビューは問いを二つに絞る。写真は引きを一枚、寄りを一枚だけ。タイトルは体言止めを避けて、話しことばで書く。
白(#FFF)と黒(#000)は使っていません。真っ白は緊張を生むので、地は生成りからベージュの範囲に。文字は墨(#26261F)まで。動きは1.2秒、1画面に動く要素は一つだけ。夜は自動で地を落とします。読んでいて息が浅くならないことを、デザインの合格ラインにしています。
※ 本ページの記載は媒体設計の仮案です。連絡先・体制は未確定。